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旧・エヴェンキ自治管区(地理概況と人口データ)
クラスノヤルスク地方に所属)


地理概況
位置 隣接する連邦構成体
シベリア連邦管区
極東連邦管区
名称 エヴェンキ自治管区 Эвенкийский автономный округ [エヴェンキ―スキー アフタノームヌイ オークルク]
別称 エヴェンキア Эвенкия [エヴェーンキヤ]
創設 1930年12月10日。2007年1月1日、クラスノヤルスク地方と統合。クラスノヤルスク地方の一部に
中心都市 トゥラー町
総面積 763,197平方キロ
総人口 2002年10月9日(国勢調査)   17,697人 2006年1月1日    17,278人
都市人口 2002年10月9日(国勢調査)    5,836人 2006年1月1日     5,720人
地理状況 シベリア中部、クラスノヤルスク地方中東部に位置し、中央シベリア高原(最高点1701m)の一帯を占め、自治管区の領域の4分の1は、北極圏に入る。
自治管区のほとんどの河川はエニセイ河の水系であり、主要河川は下(ニージニャヤ)トゥングースカ川、ポドカメンナヤ・トゥングースカ川がある。自治管区にはエッセイ湖、ヴィヴィ湖、アガタ湖など、沢山の湖が存在する。
気候 厳しい大陸性気候。冬期は永続的で苛酷。夏季は温暖ながらも短い。
1月の平均気温は−26度から−36度。
7月の平均気温は+13度から+15度。年間降水量は約400mm。
資源 石炭、石油、ガス、鉄鉱、鉛、ニッケル、亜鉛、黒鉛など。
主要産業 養鹿、毛皮獣飼育。
交通 鉄道は通っておらず、下トゥングースカ川およびポドカメンナヤ・トゥングースカ川において船舶の航行あり。
行政区画 2002年10月現在
3地区
2006年12月現在
3地区
町村数 2002年10月現在
1都市(1町)、22行政村
2006年12月現在
1都市(1町)、22行政村


旧・エヴェンキ自治管区の都市、地区一覧

人口は2002年10月9日国勢調査結果、2006年1月1日推計による
町名 人口 ロシア語表記 [地名発音]
2002年 2006年
地区、およびそれに属する都市 (  РЦ  は地区の中心
イリムペヤ地区
РЦ  トゥラー町
8,173 8,003 Илимпийский район [イリムピースキー ラヨン]
 トゥラー町 5,836 5,720 Тура [トゥラー]
バイキト地区
РЦ  バイキト村
5,819 5,570 Байкитский район [バイキーツキー ラヨン?]
トゥングースカ=チュニャ地区
РЦ  ヴァナヴァラ村
3,705 3,705 Тунгусско-Чунский район [トゥングースカ=チューンスキー ラヨン]


1989年以降の行政組織変更
(2006年12月31日まで変更なし、2007年1月1日合体により新・クラスノヤルスク地方に継承)
変更事項 所属 変更のあった都市または旧都市など 地区
1989年1月12日の地区・都市数 3 0 1
2006年12月31日の地区・都市数 3 0 1
関連ページ: 行政区画別人口 エヴェンキ自治管区


都市人口ランキング
1989年1月12日 人口
1 トゥラー町 7,686
都市人口合計 1都市 =1町) 7,686
2002年10月9日 人口
1 トゥラー町 5,836
都市人口合計 1都市 =1町) 5,836

2005年1月1日 人口
1 トゥラー町 5,747
都市人口合計 1都市 =1町) 5,747

2006年1月1日 人口
1 トゥラー町 5,720
都市人口合計 1都市 =1町) 5,720


旧・エヴェンキ自治管区は、名称から分るように北方諸民族の一つのエヴェンキ人が多く住む地域ですが、この民族はエヴェンキ自治管区のみならず、極東のオホーツク海沿岸からシベリア地域に幅広く分布しており、1989年の国勢調査によると、ロシア全土のエヴェンキ人の総人口29,901人のうち、3,480人がこの自治管区に居住していました。
自治管区の1989年の国勢調査によるエヴェンキ人とロシア人の人口比は、
民族 エヴェンキ自治管区 首都トゥラー町 首都以外の地域
総人口 24,769 100.00 7,686 100.00 17,083 100.00
エヴェンキ人 3,480 14.05 750 9.76 2,730 15.98
ロシア人 16,718 67.50 5,611 73.00 11,107 65.02
と記録されており、ロシア人が過半を占めていたことが分ります。

旧・エヴェンキ自治管区で最も世界に衝撃を与えたのは1908年6月20日にヴァナヴァラ村奥地の密林地帯で起きた「ツングースカ事件」でしょうか。
20世紀最大の謎の一つと言われ、「ツングースカ大爆発」として知られるこの異変は、大隕石の衝突が原因との説が有力のようです。

外部リンク

  ツングースカ事件
についの概要と検証、現地案内については、
Tunguska   20世紀最大の謎…ツングースカ事件
  に詳しく紹介されています。


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